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四谷・左門町界隈(3) 江戸の名残と明治・大正のモダン [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

実家のある左門町(新宿区)から用務先の二番町(千代田区)までの散策も、いよいよ終盤。

服部半蔵の墓もある「西念寺」(前回ブログ記事)から、このあたりに多い車も通過できないような路地をしばらく進むと、JRと地下鉄丸ノ内線の「四ツ谷駅」前の交差点に出る。

四ツ谷駅から多くの人々が左方向、すなわち赤坂・青山方面に歩いていた。
どうやら、今年4月から公開時期が拡大された「迎賓館赤坂離宮」に向かう人々のようだ。

赤坂離宮は、1909年(明治42年)、かつての紀州徳川家江戸中屋敷に、後の大正天皇の皇太子時代に東宮御所として建設された。その後も、昭和天皇のご成婚直後などに東宮御所として使用されたものの、あまり利用はされなかったようだ。

ネオ・バロック様式の西洋風宮殿は、2009年(平成21年)には明治以降の建造物として初めて国宝に指定されている。

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そういえば、建物はもちろん、外周の塀(フェンス?)も、どことなくベルサイユ宮殿を彷彿させるが、細部の飾り物などには和風のもの(鎧兜や鳳凰など)も多い。

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写真↑の中央の青銅の屋根飾りは鎧・兜、左の金色は鳳凰

戦後は、国会図書館などにも使用されたというが、私が小学生のころには写生会で庭園や館内に入場した覚えがある。
迎賓館として改装利用されるようになったのは、1974年(昭和49年)からだ。

今回は、JICAでの会議の予定もあり、見学は断念。
写真↑は、2013年11月に撮影。


「四ツ谷駅」ホームは、江戸城外堀の中にある。
外堀は、この辺りではJR市ヶ谷駅と飯田橋駅間や地下鉄赤坂見附駅付近(ホテルニューオータニ近く)などで、昔のように水を湛えているのを見ることができる。

JR中央線・総武線はこの外堀の底を通過し、あとからできた地下鉄丸ノ内線はJRよりも高い位置で地表に出たところに駅舎がある。

写真↓の手前がJR四ツ谷駅のホーム、奥の線路を跨ぐのが丸ノ内線との連絡通路と地下鉄駅舎。その先のビル群は、赤坂見附方面。

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この外堀跡の線路を跨ぐのが、都内最古の陸橋「四谷見附橋」だ。

もともとは1913年(大正2年)に架けられ、近くの東宮御所(赤坂迎賓館)に合わせてフランス式の装飾が取り入れられたという。
なお、現在の橋は道路整備に併せて1991年に整備された。

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この橋を越えて新宿通りを進んだ(写真↓の先)突き当りが、前回登場の服部半蔵が警護したという江戸城(皇居)の「半蔵門」だ。

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ところで、四谷見附や赤坂見附、日比谷見附などの「見附」は、江戸城を警護するための見張り番所があったところで、敵に攻め込まれないように道が折れ曲がる枡形になっていたりする。

四谷見附は、江戸城外郭門の一つ「四谷門」があったところで、現在でも石垣の一部が残されている。

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これに連なる外堀の土手は、春には桜の名所として名高い。


左門町の実家を出発してから、写真を撮ったり、寄り道をしたりの小一時間、江戸の名残と近代日本のモダンな姿を垣間見た散策だった。

故郷を見直してみるのも悪くない・・・

でも、急がないと、JICAの会議に遅れるかも(-.-;)




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コメント 2

mimimomo

おはようございます^^
こうしてご紹介していただくと、江戸が身近に感じられます^^
一度歩いてみたいです。
by mimimomo (2016-05-08 07:49) 

staka

mimimomoさん
私も、山などの自然の中を歩くのが好きですが、歴史と風情がある街なかもいいですね。
by staka (2016-05-08 08:50) 

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