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アルバニアのんびりカフェ [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

 この1か月、アルバニア、インドネシアと続けざまに海外調査に出かけた。私自身はそれほど海外調査が多い方ではないが、この1か月は北から南へとよく動いたものだ。大学の期末試験採点などもあり、時間がなかったのと、インターネット事情があまり良くなかったこともあり、しばらくブログ更新からも遠ざかってしまった。・・・と、またまた言い訳ですね。

 アルバニア国旗.jpg7月中旬から末にかけて、アルバニアの国立公園管理の支援プロジェクト協議にJICAの調査団員として加わった。大学の授業を休講しての参加で期間が短かったため、残念ながら初めてのアルバニアではあったが、見聞はわずかしかできなかった。

 おまけに、アルバニアからの帰途には、ローマでの航空機の乗り継ぎが間に合わなくなって、ローマに1泊。大学での補講に、成田空港から直行するはめになってしまった。しかし、おかげでホテル代は航空会社持ちで、初めてのローマ市内見物もできたけれど。

 ところで、アルバニアの国名は聞いたことがあっても、その場所まではなかなか知っている人は少ないだろう。かく言う私も、JICAから要請があった時には、およその場所は思い浮かんでも、正確な位置まではわからず、あわてて世界地図を見たほどだ。そう、内戦の世界ニュースに登場して名前が知られているコソボやボスニアヘルツェゴビナの一角だ。南はギリシャと接し、西はアドリア海に面している。そして、北から東はモンテネグロ、コソボ、マケドニアといった、かつてのユーゴスラビアの国々と接している。

 1970年代から鎖国状態だったこともあり、他国からの攻撃に備えたコンクリート製のトーチカ(要塞)が牧場の中などにいまだに点在している。道路も舗装は大穴があいたままだ。それだからこそ、市場経済移行国(体制移行国)として国際援助の対象国にもなっている。

 しかし、少なくとも首都ティラナは、かつての戦乱で破壊された建物も復興されて、どこが援助対象国なのだろうかというくらい豊かな感じがする。

 s-cafe01336.jpgなんといっても、朝から路上のオープンカフェでおしゃべりをしている光景は、むしろ日本よりも豊かな生活を感じさせる。聞くところによると、朝7時頃には出勤して、昼食もせずに仕事をし、午後3時頃には退社。あとは、家で遅い昼食の後くつろいで、夕方から街中のカフェに出かけて暇つぶし。そんな人が多いそうだ。通勤ラッシュ時の車の渋滞もあるにはあるが、とにかくのんびりしているように見える。

 海外に出かけるたびに、便利で経済的・物質的に豊かな生活と、時間的にものんびりした生活と、いったいどちらが豊かで幸せな生活だろうかと考えてしまう。日本でも大震災とそれに伴う原発事故による節電などで、これまでの効率一本やりの生活を見直す機運が出てきた。ブータン国王が提唱した「国民総幸福量(Gross National Happiness;GNH)」を世界の皆が、本気で考えてもよいのではないだろうか。

 成田空港から直行で大学での講義をするようでは、まだまだゆったり生活、GHNには程遠い?

 (アルバニアの国立公園の話、インドネシアの調査の話は後日また)

 (写真上)アルバニア国旗
 (写真下)首都ティラナで朝からカフェでのんびりする人々(カメラを向けるのをためらって、あまり人影は写っていません)

 (関連ブログ記事)
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mimimomo

確かモンテネグロの辺り行きましたが、そこのアルバニアと言う国があるって、知らなかったです。
by mimimomo (2013-04-21 10:49) 

staka

mimimomoさん、私もこの仕事が来るまで、記事にも書いた通り名前は聞いたことはあっても、場所や歴史などは全く知りませんでした(^o^)
by staka (2013-04-21 13:32) 

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