So-net無料ブログ作成
検索選択
前の2件 | -

未年につき羊の姿をお年賀代わりに [日常雑感など]

新年あけましておめでとうございます

昨年中はブログにご訪問いただき、ありがとうございました。
本年もよろしくお願いします。

今年は未年。

私のヒツジとの出会いの記憶は、小学生の頃か。
都会育ちの私の周辺には、家畜といったものはいなかった。

しかし、通学路途中の慶応大学病院(東京都新宿区信濃町)には、当時は広い原っぱがあって、そこにヒツジが放牧されていた。
毛を刈るわけではないだろうから、何か医学の実験用だったのだろう。かわいそうな気もするが。

その後は、オーストラリアの知り合いの家近くの牧場での牧羊犬のヒツジ追い込みを見たり、各地でヒツジを見てきた。

ということで昨年の午年同様に、今年はヒツジの写真をお届けしようと思ったが、ありふれた家畜のせいか、意外と撮っていなかった。

あるいは、最近頻繁に出かけるのは東南アジアで、牛や馬、ヤギなどはよく見るが、ヒツジは見かけないからか。
実物は昔からずいぶんと見てきたが。

初詣がてら、まずは昨年訪問したブータンの寺院の干支曼荼羅。
時計の針1時のあたりに、未の姿が黄色で描かれている。

s-DSC05845.jpg


こちらは、ヒツジの大行進(スペインにて)。大量のお尻でスミマセン(笑)

s-CIMG6102_2.jpg

s-camino携帯 (136).jpg



ケルト民族(アイルランド人)の精神的な故郷、「タラの丘」のヒツジ(アイルランドにて)。

s-CIMG1262.jpg


かわいらしいヒツジの親子(アイルランドにて)。

s-2010.7.5-8.3(Ireland&Poland) 059.jpg


動物のヒツジの写真が無いなら、植物では?
日本に産する約8,000種の標準和名を記載した環境庁編『植物目録1987』を調べてみると・・・

名前の頭(接頭辞)に“ヒツジ”が付されているのはヒツジグサの1種だけ。
日本原産の睡蓮の仲間だ。

可憐な白い花の写真があるはずだが見つからないので、葉っぱだけでご勘弁を。
色づいたヒツジグサの葉(尾瀬にて)。

s-DSC00939.jpg

s-DSC00977.jpg



一昨年(2013年)正月のブログ「巳年の植物」のヘビと比べると段違いの少なさだ。

ちなみに、昨年の午年では動物だけを取り上げて、植物は取り上げなかった。
“ウマ”が接頭辞につく植物は、ウマノアシガタなど6種、ほかにコマクサのように“コマ(駒)”がつくものも。

そこで、一年遅れでコマクサを。
花の形が、馬の顔に似ているところから名づけられたとか。

可憐なコマクサ(秋田駒ケ岳にて)

s-CIMG0916.jpg




新年早々、来年のことを言うと鬼が何とやらだが、サルの写真は選ぶのが大変なほどたくさんあるから、来年は安心だ。

それでは、今年一年良いお年でありますように!!

 【ブログ内関連記事リンク】

 「午年につき馬の姿をお年賀代わりに
 「巳年の植物

 【著書のご案内】

生物多様性カバー (表).JPG昨年は、懸案の著書を出版することができて、思い出残る年でした。 

世界は自然保護でなぜ対立するのか。スパイスの大航海時代から遺伝子組換えの現代までを見据えて、生物多様性や保護地域と私たちの生活をわかりやすく解説。

 本ブログ記事も多数掲載。豊富な写真は、すべて筆者の撮影。

 高橋進 著 『生物多様性と保護地域の国際関係 対立から共生へ』 明石書店刊 


 目次、概要などは、アマゾンなどの本書案内をご参照ください。

 


nice!(63)  コメント(25)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

冬至とクリスマスの間 [ちょっとこだわる:民俗・文化・紀行・時事など]

 今日12月23日は天皇誕生日の休日。たまたま(といっては失礼だが)今上天皇の誕生日をお祝いする日だが、この天皇誕生日の祝日(国民の祝日)もすでに四半世紀になった。

 でも、世界中で、もっと昔からお祝いされている誕生日がある。それが12月25日、キリスト生誕(降誕)のクリスマスだ。

s-DSC07267.jpg
クリスマスの飾りつけをした市庁舎(パラマッタ・オーストラリアにて)
夏のクリスマスはちょっと感じが出ない?



 キリストの本当の誕生日は不明だが、既にローマ時代には12月25日がキリストの誕生日と公認されたそうだ。しかし、その日付は、キリスト教伝播以前からヨーロッパ各地の風習となっていた「冬至祭り」が由来ともいわれている。キリスト教布教の初期の時代に、異教徒にキリスト教が取り入れられやすくするため、昔からの地元の風習をキリスト教の行事に取り入れたという。

 つまり、冬至とクリスマスは、繋がっているのだ。

 冬至は一年で最も昼間の時間が短くなる日で、日本では中国由来の二十四節気の一つだ。今年12月22日の冬至は、月が一晩中見えない旧暦11月1日の新月と重なり、19年ぶりの「朔旦冬至」となった。

s-DSC07392.jpg
冬至の日の富士山(湘南海岸から)

s-DSC07393.jpg
冬至の太陽高度は一番低い
陽光の海面(遠方の水平線上は伊豆大島)


 日本ではこの日には柚子湯に入ったり、カボチャを食べたりする風習がある。もっとも、カボチャはラテンアメリカ原産で、コロンブスの大航海時代以降にヨーロッパ経由でもたらされたものだけれどもね(本ブログ記事「生物資源をめぐる国際攻防 -コロンブスからバイテクまで」 ほか参照)。

 ところで、ヨーロッパの冬至は、日本よりもさらに昼間の時間が短い、と言うか、昼間が無いに等しい。高緯度地方ほど、その傾向は強い。一日中太陽が沈まない、夏の白夜の逆だ。

 そうなると、太陽が恋しくなるのは洋の東西を問わない。精神的にもだが、人間は日光を浴びることでビタミンDを体内で造りだしているという生理的な理由もある。そして、農耕にも太陽光は必須だ。

 さまざまな理由から、世界各地には古代から太陽信仰がある。日本でも、日本神話にも登場し、皇室の祖神として伊勢神宮にも祀られている天照大御神(あまてらすおおみのかみ)は、太陽神のひとつだ。

 長く暗い冬を過ごさなければならなかったアイルランドにも太陽信仰があり、世界遺産に登録されている巨石の遺構ニューグレンも、冬至の日の出の陽光が墓室といわれる遺構の最奥部にまで差し込むように作られている。

s-CIMG1256.jpg
世界遺産ニューグレン(アイルランドにて)



 私の幼稚園教員を養成するための「保育内容(環境)」の授業では、季節の行事としてクリスマスを取り上げ、その由来なども話をする。

 でも、そんな小難しいことは抜きにして、クリスマス会ではパァ~と楽しみましょう。

s-DSC07385.jpg
紙工作のクリスマスツリーでクリスマス会
(大学の保育授業で)




 【ブログ内関連記事リンク】

 「クリスマスツリーと巨樹巨木信仰
 「巨木文化と巨石文化 -巨樹信仰の深淵
 「祭で休みは、文化か、悪弊か? -祭日と休日を考える

 「第6回世界国立公園会議 inシドニー

(生物資源)
 「生物資源をめぐる国際攻防 -コロンブスからバイテクまで
 「金と同じ高価な香辛料
 「生物資源と植民地 -COP10の背景と課題(1)
 「名古屋議定書採択で閉幕 COPの成果 -COP10の背景と課題(3)


【著書のご案内】

生物多様性カバー (表).JPG 世界は自然保護でなぜ対立するのか。スパイスの大航海時代から遺伝子組換えの現代までを見据えて、生物多様性や保護地域と私たちの生活をわかりやすく解説。

 世界遺産や巨樹巨木なども。

 本ブログ記事も多数掲載。豊富な写真は、すべて筆者の撮影。

 高橋進 著 『生物多様性と保護地域の国際関係 対立から共生へ』 明石書店刊 


 目次、概要などは、アマゾンなどの本書案内をご参照ください。


nice!(43)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問
前の2件 | -